【ソチ五輪】浅田、五輪リンクで初練習　大技着氷

それは突然の大技着氷でした。

浅田の6日のオリンピック大会開催地のアイスベロクパレスで

行われた初練習です。

練習の後半に初めて挑戦したトリプルアクセル(3回転半ジャン

プ)は、「すこく完璧に決まった」と自我自賛のジャンプだった。

出国直前の取材によると、フリーの3回転半を2本から1本に変

更することを明言しました。

成功すれば、女子のオリンピック大会で史上初となるアクセ

ルを含む全6種類の3回転挑戦に変えました。

昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルとて全日本選手権で失

敗が続き葛藤の末の決断は今年に入ってからだった。

失敗の危険を回避するため現実的な選択でしたが、基礎点は

むしろ上がるため、「連続3回転ジャンプやすべてのジャンプ

を跳びたい」と気持ちも前向きだった。

初練習では、出場が有力な団体戦女子SPで入れた3回転半を含

んでいるジャンプを繰り返しチェックしました。

「ここまできたら、準備を整えるだけ」仕上がりは順調そうだ。

“五輪の喧騒”は、前夜の空港到着から幕を開きました。

バンクーバー・オリンピック大会金メダルのキム・ヨナがライ

バルとあって、50人を超過する韓国のメディアも待ち構え、ほ

ぼ100人に近い日本と韓国のリポーターを、かきわけるように

ソチの地を踏んだ。

それでも、矢継ぎ早の質問には冷静に応じ、「オリンピック

大会は2回目です。

覚悟していたので、大丈夫でした」と笑 顔を見せた。

ソーチは、昨シーズン、GP決勝で勝利を勝ち取った相性の良

い場所でもある。

練習後は「会場の雰囲気は思っていたよりも変わってなくて、

(基調)のプールがすごくきれいだった」と落ち着いた様子で

話した23歳。

集大成のオリンピック大会は自然体で臨めそうです。